2009年11月アーカイブ
11/22(日)にあったIGDA日本 代替現実ゲーム部会(SIG-ARG)第1回研究会「ARG入門:体験型エンタテインメントの現在と未来」に行ってきました。
イベント概要
- 名称
- IGDA日本SIG-ARG(代替現実ゲーム) 第1回研究会「ARG入門(仮称)」
- 日時
- 2009年11月22日(日)13:00-18:00(受付時間12:30-)
- 場所
- 文京学院大学 本郷キャンパス B館8Fウィングホール
http://www.u-bunkyo.ac.jp/campus/access/map_hongo.html- 主催
- 国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本) http://www.igda.jp/
- SIG-ARGとは http://igdaj-arg.blogspot.com/2009/09/sig-arg.html
- 協力
- 文京学院大学コンテンツ多言語知財化センター http://www.u-bunkyo.ac.jp/cm/
- 対象者
- ARG に興味のある方ならどなたでも。
- 定員
- 定員120名
イベント中の挙手アンケートでは、客層は大体下記のような感じでした。
- デジタルゲーム開発
- 40人程度
- アナログのエンターテインメント
- 5人程度
- 学生
- 15人程度
- 作り手として
- 30人程度
- プロモーション
- 20人程度
諸事情により途中からの参加となってしまったので、メディアファクトリー 三原さんの「海外事例紹介」の質疑の時間より参加となりましたので、それ以降分のレポートとなります。ただ、レポートといってもスピーカーの方々の発言をメモしたものをそのまま載せているだけですので、ご了承ください。
テキストのみでかなり長くなっているので、ざっと知りたい方や写真つきで見たい方は4Gamer.netの記事を読むことをオススメします。
国内にも波及し始めたARGとは
カンヌでのWHY SO SERIOUS?の受賞をきっかけに、ARG(代替現実ゲーム)という手法が注目されています。国内では今まであまり事例がなく情報を得ることも難しかったのですが、先日行われたARG SYMPOSIUM 2009のおかげでARGについて触れ、語る機会が増えたように感じています。
(ARG SYPOSIUM 2009 については以前の記事にて詳細をレポートしています)
※ ARG自体の説明については、CBCNET > Dots & Lines > 野澤 智 > 2.The Dark Knightをめぐる考察にて詳しく書かれているので、そちらをご参照下さい。
活発化するARGコンテンツについての議論
そんな中、特に熱心に行われているのがどのようなコンテンツでARGを展開するかについてです。特にAR技術やiPhoneといったスマートフォンによって、ARGコンテンツでユーザーが得る体験をどのように拡張していけるかといった議論を目にすることがしばしばあります。
最近、実際に行われた事例のなかで、ARG展開への可能性を示唆する意味で語られることが多いものとしては、
あたりがあげられると思います。
しかし、その一方でARGを行ううえで重要な「フォーラム」「コミュニティ」をどのように活性化させ継続していくかについての議論はほとんど目にすることがありません。
エンゲージメントの4段階
先日のARG SYMPOSIUM 2009にて、Why So Serious?を手がけた42 EntertainmentのAlex Lieu氏が語った内容でも、特に興味深かったのがエンゲージメントの4段階について。
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- level0 aware
- 一般の人
- level1 casual
- フォーラムやサイトを読むだけの人々
- level2 active
- フォーラムに書き込むなど積極的に参加する人々
- level3 enthusiast
- リアルな行動を起こしてイベントに参加したりする人々
ARGをプロモーションで用いる場合は、この点を強く意識する必要があると思います。コンテンツの作りこみだけでは、level3 enthusiastだけの盛り上がりにとどまってしまい、level2以下のより母数の多い層には届かずに終わってしまう可能性が高いです。
ここで意識しなければいけないのは、level2 activeの層が参加でき、level1 casualの層がROMとして参加し、その結果が最終的にlevel0 awareの層の目に触れるための「フォーラム」、「コミュニティ」をどう運営、活性化させるかという点ではないでしょうか。
2ちゃんねるに見るARGコミュニティとの相似性
暇で○○い奴ちょっとこい
上記のようなことを考えていたら、ふと見た動画が似たような感覚を起こさせました。
この場合、level3 enthusiastの層がいないのでARGとは言えないのですが、level2 activeがスレッドに書き込んでいる人たち。level1 casualがリアルタイムにスレッドを見ていた人たち。そして、こういったまとめ動画やまとめサイトに掲載されたのを見ている人(僕もそのひとりなわけですが)がlevel0 awareという風に振り分けられるとおもいます。
本来のARGでは、「コミュニティ」を盛り上げるのはlevel3 enthusiastの役目ではあるのですが、このケースではその層が抜ける代わりにスレ主(ARGでいうところのパペットマスター)が燃料となるネタを自ら投下することで「コミュニティ」の活性化をはかっています。
このようにARGのコミュニティを考えるにあたって、2ちゃんねるの特定のスレッドには非常に参考になる要素が多分に含まれています。今回は、そのような事例をいくつか挙げながらARGコミュニティとの相違点を探っていこうと思います。
